ガン切除後の再建術
【がんせつじょごのさいけんじゅつ】
【標準治療】 病名 > 形成外科・美容外科
ガンの中には手術的に切除を行うことにより根治治療が可能なものが多くあります。しかし、ガンの切除で生じる組織欠損による外貌の変形や機能障害は、そのままにしておけば患者さんの生活の質(QOL)を著しく損なうことになります。例えば、乳ガンによる乳房摘出術を受けた女性の中には、下着が合わない、温泉に行く勇気がない、といったことで悩んでいる患者さんが多くおられます。
形成外科ではこのようなガン切除後の組織欠損に対して、できるだけ元に近い機能や形態を取り戻す手術を行っています。これを、ガン切除後の再建術といいますが、ガン切除と同時に再建を行う一次的再建術と、切除後一定期間をおいた後に再建を行う二次的再建術があります。再建術はガンを切除する各科の医師との綿密な連携のもとに行われます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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