瘢痕とケロイド
【はんこんとけろいど】
【標準治療】 病名 > 形成外科・美容外科
皮膚に外傷や手術などで損傷が加わると、体を修復する機能が働いて治癒しますが、この修復された傷跡を瘢痕(はんこん)と呼びます。瘢痕は通常約3~6カ月間、やや赤く硬みを帯びていますが、その後、徐々に白く柔らかい成熟した瘢痕となっていきます。この過程がうまく進まずに、赤く硬い状態が長く続き、徐々に赤みや硬みが強くなっていくのが肥厚(ひこう)性瘢痕やケロイドとよばれるものです。とくに、ケロイドは外傷など思い当たる原因がなくても、耳介(とくにピアス孔)、前胸部、肩部、恥骨部などによく発生します。体質的な素因も大きく影響するといわれております。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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