にきび(ざ瘡)
【にきび(ざそう)】
【標準治療】 病名 > 皮膚科
毛穴の出口が硬くなって、中に脂(あぶら)のかすがたまってできるブツブツ(面ぽう)がもとになって生じます。医学用語ではありませんが、口が閉じている面ぽうが白にきび、口があいて真ん中が黒くみえる面ぽうが黒にきびです。面ぽうをもとにして、常在している菌(アクネ桿菌〈かんきん〉)も関係して生じるのが、赤いブツブツ(紅色丘疹)と膿(うみ)をもったブツブツ(膿疱〈のうほう〉)です。普通のにきびでは、この3つの皮疹(ひしん)、すなわち面ぽう、紅色丘疹、膿疱が混在してみられます。
にきびの一番もとになる皮疹(ひしん)である面ぽうは、2つの大きな因子が関係して生じます。1つは、皮脂腺からの脂の分泌が盛んになることです。これには、男性ホルモンなどの働きが大きく影響します。2つ目は、毛穴の出口が硬くなること(異常角化)で、これにはやはり、男性ホルモンや常在するアクネ桿菌が関係します。したがって、にきびのできかたに関係するキーワードは、男性ホルモンと常在するアクネ桿菌です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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