日焼け(日光皮膚炎)/光線過敏症
【ひやけ(にっこうひふえん)/こうせんかびんしょう】
【標準治療】 病名 > 皮膚科
日焼けや光線過敏症を起こす中心となるのは紫外線です。紫外線は波長の長い順に、UVA(長波長紫外線)、UVB(中波長紫外線)、UVC(短波長紫外線)に分けられますが、地上に届く紫外線はUVAおよび長波長側のUVBです。生物に強い障害を与える短波長の紫外線は、オゾン層によって地上に到達しないようにブロックされています。
1)日焼け
日焼けを起こす紫外線は主にUVBです。これはもともとの皮膚の色によって起こりやすさには大きな差があるものの、ある程度以上の紫外線量があたれば誰にでも起こりうるものです。
2)光線過敏症
一方、光線過敏症は、普通は反応を起こさない紫外線量で敏感に炎症を起こしてくる状態をいいます。最も多いのは、ある薬を飲んだあとで紫外線にあたることで症状が起きる光線過敏型薬疹(やくしん)ですが、他に、ポルフィリン症という代謝異常症などの全身的な病気がもとにあることもあります。また、紫外線にあたることで症状が悪くなる病気もあり、光線過敏症の中に含めますが、全身性エリテマトーデスが典型です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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