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乾癬
【かんせん】

標準治療病名 > 皮膚科

 赤み(紅斑)を伴って、カサカサした薄皮(鱗屑〈りんせつ〉)がどんどんできては剥がれていく慢性の皮膚病です。一種の免疫反応の異常により生じると考えられています。すなわち、健常の皮膚では、表皮細胞と白血球(リンパ球など)がサイトカインなどの伝達物質を使ってうまく連絡を取り合ってお互いを制御していますが、このバランスがくずれると表皮細胞が一方的に増殖して早く脱落していくことが起こります。普通、表皮細胞はその一番外側に角質層という死んだ細胞の層をつくり、垢(あか)になって落ちていくことを一定の周期(45日)で繰り返していますが、乾癬ではこの周期が極度に短縮(4~5日)しているため、カサカサと皮がむけていきます。この免疫異常は、遺伝的になりやすい素質がある方に、いろいろな誘因が加わって生じると考えられています。誘因としては、ウイルスや細菌感染、化学物質、高脂肪食などがあげられます。ただし、決して他の人にうつる病気ではありません。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

併診  感冒様症状  粘稠性  

【関連コンテンツ】

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162