自閉症
【じへいしょう】
【標準治療】 病名 > 小児科
自閉症は、現在では先天性の脳の機能障害と考えられています。全般的な知能の遅れがある精神発達遅滞と異なり、特殊な認知、知覚、言語の障害が基本にあると考えられ、それゆえに人との接触、物の認知などに問題が起こり、自閉と呼ばれる独特の行動様式がみられます。言葉の遅れと歪み、社会性や対人関係の障害、常同的行動、変化に対する嫌悪などの特徴があります。原因は不明ですが、最近、自閉症の1型であるアスペルガー症候群で、ある遺伝子が関与するとの報告がなされました。予防接種の接種液に含まれる水銀添加物(防腐剤・チメロサール)と自閉症の関連が一時米国で問題になりましたが、接種液に含まれるチメロサールの量は極めて微量のうえ、因果関係も不明で、現在はチメロサールが自閉症の原因になるとは考えられていません。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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