data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

不整脈(小児)
【ふせいみゃく(しょうに)】

標準治療病名 > 小児科

 不整脈といってもその内容は多岐にわたります。ここでは専門的な内容について詳しく触れず、小児科診療の日常で比較的多い内容に重点を置きます。小児科の日常診療でよくみるのは、期外収縮(きがいしゅうしゅく)、脚ブロック、房室ブロック、QT延長、ウォルフ・パーキンソン・ホワイト(WPW)症候群などです。まれに脈の速くなる頻脈発作にもでくわします。小児における不整脈の原因としては、刺激伝導系といわれる心臓の電気的興奮を伝える細胞の未成熟さや、心筋炎、心筋症、心臓腫瘍(しゅよう)、川崎病後遺症による影響、手術による侵襲、器質的心疾患の存在、薬剤性、電解質異常などがあげられます。
 新生児乳児期と幼児学童期とでは不整脈の性格も多少異なります。新生児や乳児では期外収縮の他に、発作性上室性頻拍、先天性完全房室ブロックなどによる紹介や入院例が多くみられます。胎児期にモニターなどで発見される場合もあります。
 幼児や学童で多くみられるのは、上室性(心室より上、つまり心房性や接合部)あるいは心室性期外収縮やそれらの頻発する例、I度からII度の房室ブロック、QT延長の疑い、WPW症候群などです。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

併診  感冒様症状  粘稠性  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162