腸重積症
【ちょうじゅうせきしょう】
【標準治療】 病名 > 小児科
腸管が連続する腸管に嵌入(かんにゅう)する(入りこむ)ことによって腸閉塞(ちょうへいそく)を起こす疾患です。嵌入するメカニズムは不明で、小児の腸重積の9割以上が原因不明です。本症は急性虫垂炎(ちゅうすいえん)と並ぶ小児の代表的な急性腹(きゅうせいふく)症で、早期に診断し適切な治療をしなくてはならない疾患です。腸重積は腸管のどの部分にも起こりえますが、回盲(かいもう)部(回腸と盲腸の移行部)で、回腸の末端部分が結腸内に入り込む回腸結腸型、あるいは回腸盲腸型の頻度が最も高いのが特徴です。患者のほとんどが2歳未満の乳幼児です。生後4カ月から1歳までが好発年齢とされます。男女比は2:1です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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