肥厚性幽門狭窄症
【ひこうせいゆうもんきょうさくしょう】
【標準治療】 病名 > 小児科
生後2~3週の間に胃の出口である幽門(ゆうもん)部の輪状筋(りんじょうきん)が急速に厚くなって狭まってしまい、胃液や母乳・ミルクが胃内に停滞して十二指腸に行くことができず、胃内圧が上昇して噴水状に嘔吐を繰り返す疾患です。嘔吐は出生直後は回数も程度も軽く、日齢を経るにつれ回数と程度がひどくなってきます。赤ちゃんはミルクを飲んでも吐いてしまうため、常に空腹感が強く、また体重の増加もないために次第にやせていきます。この病気は男児に多いことが特徴です(男女比は3~5:1)。家族内発症は3%に認められます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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