血尿(小児)
【けつにょう(しょうに)】
【標準治療】 病名 > 小児科
血尿は腎臓、尿管、膀胱、尿道から赤血球が尿中にもれることにより起きる現象です。検尿システムの普及により軽度の血尿を指摘され、医療機関を訪れる患者さんの数が大変に多くなっています。肉眼では尿が赤くない程度の血尿の場合、最も頻度の多い疾患は糸球体血管の壁が生まれつき薄いために赤血球がもれる良性家族性血尿(菲薄〈ひはく〉基底膜病)です。腹部超音波検査で左腎静脈が腹部大動脈と上腸間膜動脈に挟まれて狭窄(きょうさく)を起こすナット・クラッカー現象、尿路結石、アデノウイルス感染症なども小児の血尿の原因として重要です。エンドキサンやイホマイドなど薬剤によって出血性膀胱炎が起きることがあります。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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