インフルエンザ/流感(流行性感冒)(小児)
【いんふるえんざ/りゅうかん(りゅうこうせいかんぼう)(しょうに)】
【標準治療】 病名 > 小児科
インフルエンザウイルスの感染による病気です。インフルエンザウイルスはオルソミクソウイルス属に分類されます。A型、B型、C型の3つの型に分かれますが、大きな流行に関係するのはこのうちのA型とB型です。流行は世界中でみられ、歴史上も2000年以上前の記録で確認されています。インフルエンザという名前の由来は、15世紀のイタリアで当時の大流行を「星の影響(influence)」といったことによるといわれています。インフルエンザウイルスは流行のたびに抗原型が変異していくため同じ人が何度でも罹患(りかん)しますし、20~30年に一度は世界的な大流行が起こっています。20世紀最後の大きな流行は1968年の「香港かぜ」でした。日本国内の流行は一般に冬から春先にかけてみられます。潜伏期間は1~3日と比較的短く、このため爆発的な流行となりがちで、冬場の学級閉鎖の主な原因となっています。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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