慢性疲労症候群
【まんせいひろうしょうこうぐん】
【標準治療】 病名 > 膠原病・アレルギー内科
慢性疲労症候群(CFS)は、特定の身体的および身体的原因がなく、神経や筋肉等の障害もないにもかかわらず、長期間続く著しい倦怠感(けんたいかん)や疲労感を主訴(しゅそ)とする症候群です。原因不明の疾患で、既知の病気を有しないことが確認された場合に初めて疑われる(「除外診断」と呼びます)病気です。診断には厚生労働省CFS診断基準案(表:慢性疲労症候群診断基準)、もしくは日本疲労学会の診断指針が用いられます。疫学的には女性に多い傾向があり、20歳代から40歳代の発症が多いのが特徴です。日本での有病率ははっきりしませんが、原因不明の強い疲労を訴える人は数十万人に上るとの試算があり、CFSの認知度の低さからうつ病や更年期障害などと誤診されているケースが多いのではないかと考えられています。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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