全身性エリテマトーデス
【ぜんしんせいえりてまとーです】
【標準治療】 病名 > 膠原病・アレルギー内科
全身性エリテマトーデスは、20~30歳代の若い女性に多く発症し、男女比は1:9くらいです。英語名を略して「SLE」と呼ばれることもあります。「エリテマ」とは顔や手に出現する紅斑と呼ばれる赤い発疹のことです。膠原(こうげん)病の中では関節リウマチ、シェーグレン症候群に次いで多い疾患で、日本には約5~7万人くらいの患者がいます。体内に種々の自己抗体ができて、それが全身にいろいろな症状を起こす自己免疫疾患です。自己抗体が腎臓の組織に結合して一種の糸球体腎炎が引き起こされタンパク尿が出現することがあり、SLEに特徴的なので「ループス腎炎」と呼ばれます。日光に当たることがきっかけで発症することがあり、野球の応援をしたり、遊園地に行ったりした後に発症した例があります。感冒などのウイルス感染、外科手術、妊娠、ストレスなども発症の引き金となることがあります。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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