季節性インフルエンザ
【きせつせいいんふるえんざ】
【標準治療】 病名 > 感染症内科
季節性インフルエンザは、A(H1N1)ソ連型、A(H3N2)香港型、B型のインフルエンザウイルスよる流感です。これらのウイルスがそれぞれ毎年冬季に流行していたのですが、2009/10年シーズンから2009年3月メキシコを起点に世界的な流行をきたした豚由来のA(H1N1)pdm09型が加わりました。極めて流行しやすく、ひとたび感染すると突然の高熱、咽頭痛、鼻汁などのほか、頭痛、咳、関節痛、筋肉痛などの全身症状をきたすことが知られています。インフルエンザには流行前に接種が推奨されるワクチンのほか、感染した際に症状を速やかに緩和する抗インフルエンザ薬があります。インフルエンザは誰にでも感染する、いわば市民の感染症ですので、大流行は社会機能を麻痺させます。また、この疾患は小児に感染しやすく、高齢者がこじらせると死亡する場合があります。したがって、この病気を正しく理解して流行を防ぐことはとても大切な社会的マナーといえます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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