ツツガムシ病
【つつがむしびょう】
【標準治療】 病名 > 感染症内科
ツツガムシ病リケッチアを保有するツツガムシ幼虫に刺されることによる急性熱性発疹性疾患です。アカツツガムシ(東北地方の多く、夏に発症)、フトゲツツガムシ(日本海側、春秋)、タテツツガムシ(太平洋側、秋冬)のうち、あとの2種によるものが多くみられます。
患者発生は北海道・沖縄を除くほぼ日本全国で認められています。ツツガムシ病リケッチアの自然界における宿主はツツガムシで、草叢(くさむら)や林の土の中が生息場所です。ツツガムシの幼虫は成長過程で一度地表に出て、野ネズミ(アカネズミ、ハタネズミ)などの動物に吸着して組織液を吸います。幼虫がリケッチアを保有すると、刺された皮膚から感染します。潜伏期間は、5~14日で、ヒトからヒトへの感染はありません。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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