カンピロバクター感染症(食中毒等)
【かんぴろばくたーかんせんしょう(しょくちゅうどくとう)】
【標準治療】 病名 > 感染症内科
カンピロバクター感染症は人獣共通感染症で、下痢を主徴とした腸管感染症としてみられる頻度が高い病気です。原因菌はカンピロバクター・ジェジュニ(campylobacter jejuni)、カンピロバクター・コリ(campylobacter coli)で、グラム陰性の微好気性桿菌(かんきん)です。感染部位は空腸、回腸、結腸であり、腸管内で増殖して発症します。潜伏期は2~7日で、ヒトへの感染はペットからの経口感染、あるいは汚染された井戸水や河川水からの経口感染が重要視されています。わが国では1982年に食中毒の起炎菌として指定され、全年齢層で高頻度に分離されており、散発例、集団発生例が多数報告され、細菌性食中毒の中で重要な地位を占めています。しかし、1985年をピークに発生数、患者数とも減ってきています。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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