ウイルス性出血熱 クリミア・コンゴ出血熱
【ういるすせいしゅっけつねつ くりみあ・こんごしゅっけつねつ】
【標準治療】 病名 > 感染症内科
出血熱とは流行性ウイルス性出血熱の総称です。カによって媒介されるもの、ダニによって媒介されるもの、齧歯(げっし)類や霊長類から感染するものなど、媒介動物の種類によって大きく3群に分かれます。
アフリカ、中近東、東欧、西部中央アジア地域で発生がみられる、ウイルス性出血熱です。CCHFウイルスを保有するダニに咬まれることにより感染します。また、CCHFウイルスに感染している家畜や動物の血液などの体液に触れても感染します。潜伏期は3~12日で、症状はエボラ出血熱などに類似していますが、感染者の発症率は20%程度で、致死率は15~30%です。有効な治療法やワクチンはなく、抗ウイルス剤(リバビリン)の効果は不明です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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