播種性血管内凝固症候群(DIC)
【はしゅせいけっかんないぎょうこしょうこうぐん(でぃーあいしー)】
【標準治療】 病名 > 血液内科
DICは何らかの基礎疾患があり、発生する全身的な出血傾向で、重篤(じゅうとく)な病気です。基礎疾患により、血液の凝固状態が過度に亢進(こうしん)し、血管内に微小血栓が多発します。そのため、腎臓などの重要な臓器に障害が起き、また過度の凝固により血小板や凝固因子が消費され、結果として出血傾向が起きます。
DICの原因としては、感染症、悪性腫瘍(しゅよう)、ガン、いろいろな産科的疾患がありますが、いずれにしても一度DICが発症すると治療が困難で、死亡率が極めて高い、危険な状態となります。種々の基礎疾患に伴い起きる状態なので、決してまれでなく、DICは日本で毎年約3万例発症すると推測されています。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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