成人成長ホルモン分泌不全症(AGHD)
【せいじんせいちょうほるもんぶんぴつふぜんしょう(えーじーえっちで】
【標準治療】 病名 > 内分泌・代謝内科
成長ホルモン(GH)は成長促進作用以外にもタンパク質、糖、脂質などに多彩な作用を有しており、60歳以上でも思春期の25%程度の分泌量があります。欧米では成人成長ホルモン分泌不全症(AGHD)の心・血管系の死亡率が高いと報告されており、AGHDの病態について研究が進んでいます。
AGHDの症候として、体脂肪増加(内蔵脂肪型肥満)、筋肉量低下、骨塩量低下、耐糖能異常、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、動脈硬化症、体力低下、情緒不安、活力低下などがあります。
病因として視床下部あるいは下垂体に器質的病変のある器質性と原因が明らかでない特発性、遺伝子異常の遺伝性に分けられます。また、GHのみの分泌が低下しているGH単独欠損症と他の下垂体ホルモン分泌も障害されている場合とがあります。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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