尿崩症(中枢性)
【にょうほうしょう(ちゅうすうせい)】
【標準治療】 病名 > 内分泌・代謝内科
尿崩症とは抗利尿ホルモンの分泌低下または作用障害で体内への水分の再吸収が低下し、多尿を呈する疾患です。抗利尿ホルモン(AVP:アルギニンバソプレシン)は視床下部で合成され、神経連絡路を通って下垂体後葉に運ばれ貯蔵されます。AVPの分泌低下による尿崩症が中枢性尿崩症で、AVPの腎尿細管における作用障害に由来する尿崩症が腎性尿崩症です。AVPを産生する視床下部や下垂体後葉(かすいたいこうよう)の機能が腫瘍(しゅよう)(頭蓋咽頭腫〈ずがいいんとうしゅ〉など)や炎症(リンパ球性漏斗〈ろうと〉下垂体炎)、外傷などで障害されたものが続発性尿崩症、原因のはっきりしないものを特発性といいます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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