高プロラクチン(PRL)血症(乳汁漏出・無月経症候群)
【こうぷろらくちん(ぴーあーるえる)けっしょう(にゅうじゅうろうし】
【標準治療】 病名 > 内分泌・代謝内科
高プロラクチン血症が成熟女性に生じると、月経不順・無月経・不妊をきたし、しばしば乳汁漏出も出現します(乳汁漏出・無月経症候群)。高プロラクチン血症は下垂体のプロラクチン産生腫瘍(しゅよう)、視床下部障害、薬物の副作用などにより引き起こされます。プロラクチン産生腫瘍(プロラクチノーマ)は下垂体腺腫の中で最も頻度の高いもので、女性に多く、多くはミクロアデノーマ(微小腺腫)です。男性の場合、無症状のことも多いので、1cm以上の比較的大きなマクロアデノーマで発見されることが多いようです。プロラクチノーマは、薬物療法が治療の第1選択とされる唯一の下垂体腫瘍です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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