甲状腺機能亢進症 無痛性甲状腺炎
【こうじょうせんきのうこうしんしょう むつうせいこうじょうせんえん】
【標準治療】 病名 > 内分泌・代謝内科
甲状腺は気管前半部を囲むように位置する内分泌腺最大の臓器です。正常な甲状腺は柔らかく通常は外部から触れません。しかし甲状腺が大きく腫れたり硬くなると外部から触れるようになります。この甲状腺から分泌される血中甲状腺ホルモンの量が何らかの原因で増加したために起こるのが甲状腺機能亢進症です。代表的疾患である[1]バセドウ病のほかに、[2]亜急性甲状腺炎、[3]無痛性甲状腺炎などがあります。
無痛性甲状腺炎は亜急性甲状腺炎と同様に一過性の甲状腺の機能亢進(こうしん)を示す疾患です。出産後数カ月頃によくみられますが、出産に関係なく起こることも多い疾患です。多くは慢性甲状腺炎(橋本病)の経過中に発症しますが、バセドウ病の寛解期に発症することもあり、バセドウ病の再発と誤られることがあります。正常甲状腺でも発症することがあります。亜急性甲状腺炎と共に破壊性甲状腺炎ともよばれます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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