溢流性尿失禁
【いつりゅうせいにょうしっきん】
【標準治療】 病名 > 腎・尿路・泌尿器
前立腺肥大症などで尿道が狭くなっている場合や、神経因性膀胱などで膀胱の収縮力が低下している場合には、膀胱にたまった尿をうまく出しきれず、いつも膀胱内に尿(残尿)がたまっている状態になります。膀胱の許容量いっぱいに尿がたまっているところへ、さらに腎臓から新しく尿が流れてくると膀胱の許容量を超えた分だけがあふれて尿道から出てきます。浴槽にお湯がいっぱいなのに、蛇口からお湯を足し続けて、お湯が浴槽の縁からあふれているような状態です。これを溢流性尿失禁といいます。腎臓の機能の低下、尿路感染症をもたらすことがあるので、注意が必要です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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