膀胱結石
【ぼうこうけっせき】
【標準治療】 病名 > 腎・尿路・泌尿器
尿路結石は通常、腎盂(じんう)で育ち尿管へと流れて行きます。尿管結石が膀胱まで落ちると、次の排尿の際、尿道から石が出てくるのが普通です。尿管より尿道のほうがはるかに太く、尿管を通過した石が尿道を通れないことはまずないからです。
しかし、前立腺肥大症などの通過障害があると、石は排出されずに膀胱内で生長します。これが膀胱結石です。膀胱結石が膀胱内で発生することもあります。やはり、前立腺肥大症や神経因性膀胱などの通過障害で尿が膀胱内に停滞し、そこに細菌が感染すると、膀胱内で尿が濁り石が発生します。前立腺肥大症など尿を停滞させる疾患が男性に多いため、膀胱結石も圧倒的に男性に多い病気です。また高齢者に多いのが特徴ですが、小児を含め全年齢層にみられる病気でもあります。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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