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多発性嚢胞腎/常染色体優性多発性嚢胞腎
【たはつせいのうほうじん/じょうせんしょくたいゆうせいたはつせいの】

標準治療病名 > 腎・尿路・泌尿器

 腎嚢胞(じんのうほう)は、腎実質に発生する上皮細胞で囲まれ、内部に液体が貯留したものです。腎嚢胞は、常染色体優性多発性嚢胞腎、常染色体劣性多発性嚢胞腎、結節性硬化症、フォン・ヒッペル・リンダウ病などの先天性疾患、また単純性腎嚢胞、多嚢胞化萎縮腎などの後天性疾患があります。常染色体優性多発性嚢胞腎は、遺伝性腎疾患の中では最も頻度が高い疾患です。患者さんの80%は、第16染色体の遺伝子PKD1の異常により発症し、20%は第4染色体の遺伝子PKD2の異常により発症するといわれています。PKD2異常のほうが、PKD1異常より予後がよいとされており、腎機能障害の進行が遅いとされています。親が罹患(りかん)している時、子どもには50%の確率で発症します。常染色体優性多発性嚢胞腎は、現在、透析患者さんの約3%を占めています。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

感冒様症状  併診  粘稠性  

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162