胆石症
【たんせきしょう】
【標準治療】 病名 > 消化器
肝臓から分泌された胆汁(たんじゅう)は、胆管と呼ばれる管を通って腸へ運ばれます。胆嚢(たんのう)は、この途中に付属している袋状の臓器で、胆汁を一時的に溜めて濃縮しておき、口から食べた食物が十二指腸へ送られたとき、これを感知して収縮し胆汁を腸へ分泌します。胆汁は、脂肪の消化を助けています。
胆石症とは、この胆汁が存在している胆嚢や胆管にできる石を総称していい、それぞれ部位により、胆嚢結石症、総胆管結石症、肝内結石症と呼ばれます。一般には胆嚢結石が多いため、胆石症といえば胆嚢結石症をさすことも多くあります。胆石は、主たる成分により、コレステロール系石、色素系石などがありますが、石ができる成因はともかく、胆嚢や総胆管結石では、種類によって治療法が大きく変わることはありません。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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