び漫性汎細気管支炎
【びまんせいはんさいきかんしえん】
【標準治療】 病名 > 呼吸器
気管と肺を構成する、肺細胞と呼ばれる組織の中間領域にあたる部位を細気管支といいます。呼吸によって流入してきた空気の流速は、この領域では極めてゆっくりになり、刺激物質や細菌の沈着が起こりやすくなります。また、気管にみられる線毛上皮による気道清浄機構が働かない場所であり、異物の沈着による障害が発生する部位と考えられます。
この疾患の発症は30代から40代に多く、性差はやや男性に多くみられます。慢性副鼻腔炎の持病がある人に目立ちます。喫煙は発症には関係ないと思われます。刺激性ガスの吸入などの職業歴との関連も明らかにはなっていません。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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