慢性気管支炎
【まんせいきかんしえん】
【標準治療】 病名 > 呼吸器
痰(たん)を伴った咳が、2年以上の長期間にわたって出ている病態を慢性気管支炎と呼んでいます。急性気管支炎は、一時的に咳や痰などの呼吸器症状が短期間にで出る病気です。慢性気管支炎は急性気管支炎が慢性になった病気ではなく、まったく別の病気です。慢性気管支炎と肺気腫(きしゅ)の両者をあわせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼んでいます。
原因としては、タバコを7年以上吸っている人や大気汚染の地域に住んでいる人、粉塵(ふんじん)刺激性のガスがある職場で働いている人に多くみられます。これらのことから環境が関係していると考えられますが、環境要因がない人にもみられるので、体質も関係していると思われます。男性は女性の数倍の発生がみられます。また、慢性副鼻腔炎にしばしば合併が認められます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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