脊髄小脳変性症
【せきずいしょうのうへんせいしょう】
【標準治療】 病名 > 脳神経
神経系の難病の1つで特定疾患に指定されており、国による調査研究が進められています。脊髄や小脳が障害され、運動失調症が出現します。わが国における有病率は10万人あたり10人程度です。遺伝性と非遺伝性があり、40%が遺伝性と考えられています。障害される部位によって、オリーブ橋小(きょうしょう)脳萎縮症(OPCA)、皮質性小脳萎縮症、マシャド・ジョセフ病(MJD)、歯状核赤核・淡蒼(たんそう)球ルイ体萎縮症(DRPLA)、フリードライヒ型失調症などに分類されます。遺伝性のものについては、病気の原因となる遺伝子異常が次々と明らかにされています。この遺伝子異常に基づいて、脊髄小脳変性症(SCA)1、SCA2、SCA3(MJD)、SCA4、SCA5、SCA6、SCA7、DRPLAに分ける分類もあります。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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