未破裂動脈瘤
【みはれつどうみゃくりゅう】
【標準治療】 病名 > 脳神経
脳動脈瘤は破裂するとくも膜下出血を起こし、激しい頭痛と吐きけに襲われ、重症な場合には意識がなくなり、初回の出血で約20%の人が死亡し、放置すると約70%の人が死亡するといわれている怖い病気です。動脈瘤が破裂した場合には生命の危険が高く、治療が必要となります。脳動脈瘤は多くの場合、破裂するまでは何も症状がないのが特徴であり、したがって未破裂動脈瘤は無症状と考えられます。
未破裂の(破裂していない)動脈瘤がどれくらいの確率で破裂するのか正確にはわかっていませんが、最近の日本の調査では、動脈瘤の大きさ(直径)が10mm以下の場合には1年間に破裂する危険性は0.5~0.8%程度と報告されており、アメリカの報告ではさらに低く、多くの未破裂動脈瘤はすぐに破裂する危険性はそれほど高くないと予想されます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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