脳卒中の急性期治療(血栓溶解療法、内視鏡下血腫吸引術について)
【のうそっちゅうのきゅうせいきちりょう(けっせんようかいりょうほう】
【標準治療】 病名 > 脳神経
脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血を合わせた脳卒中はこの10年以上前から、「ブレインアタック」と呼ばれ超急性期治療の重要性が取り上げられるようになりました。脳卒中専門の医師と看護師を中心とする高度に機能的な脳卒中集中治療室(Stroke Care Unit:SCU)を有する急性期脳卒中治療センターで発症からできる限り短時間で的確な診断を行い、迅速に専門性の高い治療を行うことにより死亡率の減少、在院期間の短縮、自宅退院率の増加、長期的なADLとクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の改善を図ることが可能となっています。とくに脳塞栓症(「脳梗塞」参照)に対する血栓溶解療法や高血圧性脳内出血に対する内視鏡下血腫吸引術は、脳卒中治療を専門に行っている病院でのみ受けることができる最先端の特殊な治療法といえます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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