高血圧性脳症
【こうけつあつせいのうしょう】
【標準治療】 病名 > 脳神経
何らかの原因で著しい高血圧をきたし、その結果、頭痛、悪心(おしん)・嘔吐(おうと)、興奮、時にけいれんや意識障害など脳に起因する様々な症状を呈する症候群です。もともと高血圧のある人や、腎機能障害のある人に起こりやすく、降圧剤の中断や腎機能障害の悪化などが誘因となります。急激に血圧が上昇した結果、脳の血管の働きに異常が起こり、脳が腫れることで様々な脳障害が出現してきます。もともと高血圧のある人といっても、ほとんどは腎機能障害をもつ重症高血圧あるいは悪性高血圧の人に起こりますが、そのほか急性腎炎や妊娠高血圧症候群(旧妊娠中毒症)の場合にも起こることがあります。したがって、その発生には年齢や性別などに特徴はありません。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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