急性アルコール中毒
【きゅうせいあるこーるちゅうどく】
			
			【標準治療】 病名 > 救命救急
急性アルコール中毒とは、お酒に含まれるエチルアルコール(エタノール)を、短時間のうちに大量に摂取することによりアルコールの毒性が出現して中毒状態となることをいいます。本来、飲用とされないメチルアルコールなどによる中毒は有機溶剤による中毒とされ、急性アルコール中毒には含めないのが通常です。いわゆるエチルアルコール(以下アルコール)は、古来より「百薬の長」とも呼ばれ、適正量の摂取では健康増進に役立つ薬理作用もあると考えられています。その一方で、アルコールによる気分高揚作用に加えて“一気飲み”という宴会などでいまだよくみられる悪習慣により、体内で十分に代謝できない量を飲んでしまうことが多いものです。そのため、とくに忘年会シーズンや春先などに、アルコールによる急性中毒症状をきたし、時には昏睡状態となって病院へ運ばれる患者さんは決して珍しくありません。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 | 
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。  | 
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