災害用伝言サービス
【さいがいようでんごんさーびす】
【時事用語のABC】 社会 > 行政・仕組み
災害発生時、家族や知人間で安否確認や避難場所の連絡などの電話やメールが急激に増加し、一時的に電話や通信がつながりにくくなる。『災害用伝言サービス』はこうした事態に対応し、混雑を避けながら連絡を取り合えるよう、通信事業者が提供する連絡手段サービスの総称。
NTT東日本・西日本が提供する、全国から電話で録音・確認できる「災害用伝言ダイヤル(171)」/パソコンやスマートフォン等から登録・確認ができる「災害用伝言版(web171)」、携帯電話各社[NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、ワイモバイル]が提供する、携帯電話・スマートフォンから登録・確認できる「災害用伝言版」/提供する災害用アプリから音声の登録・再生ができる「災害用音声お届けサービス」がある。
これらのサービスは通信手段、携帯会社ごとの異なるサービスではあるが、災害用伝言ダイヤル(171)、災害用伝言版(web171)、携帯電話各社の「災害用伝言板」は平成24年8月30日から連携されており、相互確認が可能となっている。
また、「災害用音声お届けサービス」も平成25年4月1日より、通信事業者間で連携されたため、異なる通信事業者間でも相互確認できるようになっている。
『災害用伝言板』は、災害時(震度6弱以上の地震発生など)のみ利用できるするサービスだが、体験日も設けられている(実際のサービスと同じものが利用可能)。体験日は、
(1)毎月1日、15日
(2)正月三が日(1月1日~3日)
(3)防災とボランティア週間(1月15日~21日)
(4)防災週間(8月30日~9月5日)
などが設定されている。
操作は簡単、確認電話番号と、音声(ダイヤル171の場合)・文字(web171、携帯電話各社の場合)で伝言を登録するだけのシンプルなもの。また新たな伝言が登録されると指定のメールへ通知してくれるサービスも登録できる。web171では電話での通知も設定できる。
スマートフォンの場合には災害用アプリをダウンロードしておけば、いずれの方法も簡単に利用できるようになっているが、いざというときあわてないためにも体験利用期間を活用し、実際に利用して仕組みを確認しておきたい。
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「時事用語のABC」時事用語ABC編集部 |
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