首都直下型地震
【しゅとちょっかがたじしん】
【時事用語のABC】 社会 > 社会問題
~今後30年以内に発生する確率は約70%~
南関東地方で想定されるマグニチュード(M)7クラスの地震を指す。
南関東ではこれまでも、1703年の元禄地震(M8.1)、1855年の安政江戸地震(M6.9)、1923年の関東地震(関東大震災・M7.9)など大きな地震が繰り返し発生しており、2014年4月政府の地震調査研究推進本部・地震調査委員会発表の長期評価によると「フィリピン海プレートの沈み込みに伴うM7クラスの地震」が今後30年以内に発生する確率は約70%であるとされている。
首都直下のM7クラスの地震が発生した場合、防災対策推進検討会議 首都直下地震対策検討ワーキンググループの報告(平成25年12月公表)によると、揺れによる全壊家屋:約175,000棟、建物倒壊による死者:最大 約11,000人、焼失は最大 約412,000棟、建物倒壊等と合わせ最大 約610,000棟にのぼる火災の多発と延焼、さらに発災直後は都区部の約5割が停電、供給能力が5割程度に落ち、1週間以上不安定な状況が続くなどとし、さまざまな人的・物的被害はもとより、社会・経済への影響も多大であるという被害想定がされている。
きたるべき大型地震に備えて、自らが今のうちに準備できること、そして震災が起きてからの対処法など各自備えておきたい。
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【この辞典の書籍版説明】
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