北陸新幹線用新型車両E7系・W7系
【ほくりくしんかんせんようしんがたしゃりょうE7けい・W7けい】
【時事用語のABC】 社会 > インフラ・公共施設
2014/3/15(土)、北陸新幹線の東京駅~長野駅間に、新型車両「E7系」がお目見えする。E7系は本来、2015年春に予定されている北陸新幹線の長野駅~金沢駅間開通に合わせて導入されるものだが、今回は、それに先立って長野新幹線区間(東京駅~長野駅)に先行導入されるものである。なお、北陸新幹線は、金沢以西も路線が計画されており、最終的には東京駅~新大阪駅を結ぶものとなる。ただし、敦賀駅から先はどのようなルートを通って新大阪駅まで行くか決まっておらず、未認可未着工の状態である。金沢駅~敦賀駅は既にルートは決まっており、2025年度末開業予定となっている。また、上記した「長野新幹線区間」とは、北陸新幹線全区間の一部として1997年に部分開業した東京駅~長野駅間を、(翌1998年に長野五輪が決まっていたこともあって)便宜的に「長野新幹線」(当初は「長野行新幹線」)と通称したことから定着した呼び名である。「E7系」はJR東日本の車両であり、共同開発されたJR西日本の「W7系」は、中身はまったく同一のものである。両車両ともに製造は川崎重工が担当。ただしW7系は落成が2014年4月と発表されており、その後に車両基地での整備、試験走行などを経るため、営業走行開始はまだ先となる。E7系のデザインコンセプトは「“和”の未来」。先頭部分は「ワンモーションライン」というシンプルなカーブ形状が特徴。2種類のアクティブサスペンションにより振動が低減されている。車内は、普通車を含む全座席に電源コンセントを設け、シートの掴み部分に座席番号を点字表記しバリアフリーに対応。最上級特別車ブランド「グランクラス」のデッキには桜や満月、雷鳥など日本と北陸の四季を表現した飾り柱がしつらえられている。
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