ノーベル賞
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ノーベル賞は、アルフレッド・ノーベル(1833年10月21日~1896年12月10日)の遺言に沿い創設された世界的な賞で、物理学、化学、医学・生理学、文学、平和の5分野に加え、後に別基金により設立された経済学賞を含む6分野において顕著な功績を残した人物に贈られる。選考は、ノーベル委員会による平和賞をはじめ、物理学・化学・経済学賞はスウェーデン王立科学アカデミーが、医学・生理学賞はカロリンスカ研究所が、文学賞はスウェーデンアカデミーにより行われる。
1895年に創設、1901年に初めて授賞式が行われた。授賞式はノーベルの命日である12月10日。
経済学賞は正式には「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」とされ、また賞金もノーベル基金からではなく、スウェーデン国立銀行の基金から支払われ、厳密にはノーベル賞には含めない場合もある。
アルフレッドノーベルはダイナマイトの発明をはじめ、様々な爆薬の開発・生産により莫大な資産を築いたスウェーデンの発明家・実業家で、その遺産の利子を後世の功労者へ分配するという遺言を死亡する1年前に署名したことからノーベル賞が創設された。
受賞者へは賞状とメダルと賞金が与えられ、賞金はノーベルの遺産を運用するノーベル財団から支払われる。
日本では一般的な賞金には通常課税対象となるが、昭和24年の湯川秀樹氏が日本人として初受賞(ノーベル物理学賞)した際に所得税法を改正し、「ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品」に関しては非課税となった。
しかし「ノーベル経済学賞」だけは上記の通りノーベル財団からではないため課税対象となる。
日本人のノーベル賞受賞者は2012年のiPS細胞を開発した山中伸弥氏で18人となった。国別では300人以上のアメリカがダントツではあるが、イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデン・スイス・旧ソ連に次いで8番目となっている。
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