待機児童
【たいきじどう】
【時事用語のABC】 社会 > 行政・仕組み
保育所入所待機児童のこと
保育所入所申込がされており、入所要件に該当しているが、入所していない児童を指す。
厚生労働省の統計によると、2012年10月1日現在で全国の待機児童数は46,127人。2011年10月に比べ493人減少するも、2012年4月1日と比較した場合には21,302人の増加となる。この統計の数字は地方自治体ごとに前提が異なる為、潜在的な待機児童数はさらに多くいるとされる。また待機児童の多くは大都市部に集中しており、地方では少なくゼロの都道府県もある。
2010年4月の統計で全国市町村ワーストとなる1552人の待機児童を抱えていた横浜市は、2013年5月待機児童がゼロになったとの発表を行った。国の支援を活用するだけでなく民間参入促進や市独自の認可外保育施設の整備など先駆的手法を推し進めわずか3年で受け入れ枠を1万人以上増やした。
待機児童の解消は成長戦略の大きな柱であるとして、安倍晋三首相は2017年度までに待機児童解消を目指すと明言。各自治体はこの成功事例を参考に独自の解決策を見出すことが求められている。
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