東シナ海ガス田問題
【ひがししなかい・がすでん・もんだい】
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東シナ海の天然ガス開発に関する日本と中国の問題
東シナ海の海底に埋蔵されている天然ガスの開発をめぐって日本と中国の政府間で対立している問題のこと。
中国政府は、天然ガスの開発海域は中国の排他的経済水域であって、海底資源の採掘権は中国にあると主張し、天然ガスの採掘を始めている。一方、日本政府は、その海域は日本と中国の排他的経済水域の中間点に位置するため、中国による天然ガスの開発によって日本側の海底にある天然資源まで吸い上げられてしまうと主張している。
当初、日本政府は中国政府に対し、東シナ海における天然ガスの開発中止を求めたが、中国側は拒否した。2006年10月の日中首脳会談で共同開発で合意したものの、対象水域をめぐって協議が難航している。
現在、福田首相の訪中に合わせて東シナ海ガス田問題の解決に向けた調整が進められている。
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