市場化テスト
【しじょうか・てすと】
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競争入札によって公共サービスの実施者を決めること
これまで官業とされてきた公共サービスについて、行政機関と民間事業者の双方が対等な立場で競争入札を行い、実施者を決めること。
競争原理を導入することで、より良いサービスを提供すると同時に、無駄なコストを削減することによって効率的な公共サービスの運営が実現できる。アメリカやイギリスでは、1980年ごろから水道や道路の管理、刑務所の運営などで市場化テストを導入し、一定の成果を上げている。
日本では、2005年にハローワーク業務の一部、国民年金保険料の収納業務などの公共サービスを民間事業者に委託して実施した。受託した民間事業者は、守秘義務が課されるなど「みなし公務員規定」が適用される。
なお、市場化テストの運用ルールを定めた法律の正式名称は「競争の導入による公共サービスの改革に関する法律」で、 5月26日に国会で成立した。
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