国民議会
【こくみんぎかい】
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イラク新憲法を制定するための暫定的な国民議会
国民議会は、2005年内にイラク新憲法を起草し、国民投票にかけることが主な任務となる。正式な国民議会議員は、新憲法制定後に改めて選挙で選出される。
国民議会の定数は275。そのうち、少なくとも25%は女性とすることを目標にしているという。選挙の方式は、イラク全体をひとつの選挙区とする比例代表制。候補者の得票数に応じて当選を決める。これまでに100を超える政治組織が候補者リストを提出している。
一方で、シーア派とスンニー派など宗派間の対立によって、選挙そのものを否定しようという動きも見られる。選挙を妨害しようと各地で武装勢力が暴動を起こしているため、イラクの治安情勢はよりいっそう悪くなっている。
2月半ばに国民議会が発足するとイラクの新憲法を起草し、2005年10月に新憲法についてイラク国民の承認を得るための国民投票が行われる。新憲法の規定に基づき実施される選挙で、12月までに本格的な議会制民主主義が誕生する予定だ。
なお、新政府の樹立と同時に、米英軍を中心とする多国籍軍はイラクから撤退する。
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