個人向け国債
【こじんむけこくさい】
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個人の投資・運用先として発行される新型の国債
従来の機関投資家向けの国債とは異なり、個人に限定して発行される新型の国債のこと。財務省が2003年から発行する準備を進めており、個人の金融資産の運用先として期待されている。
1口1万円のように小分けして発行されるため、小口の資金でも購入できる。従来の国債の購入には最低でも5万円の資金が必要だが、個人向け国債では、1万円の資金で始めることができる。
また、変動金利を採用しているため、将来の金利水準が上昇したとき、従来の固定金利型の国債よりも有利な運用ができる。さらに、元本は基本的に保証される。
個人向け国債を発行する背景には、財政の悪化によって国債の発行量が増えていることがある。9月には、10年物国債の入札で、事実上の未達という事態があったばかり。財務省には、国債の受け皿を個人投資家にも広げたいとの思惑があるようだ。
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