対イラク決議
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兵器査察の受け入れをイラクに求める国連安保理決議
大量破壊兵器の保有および開発状況に関する査察について、イラクに対して、全面的に受け入れることを求めた国連安保理の決議のこと。イラク攻撃のための事実上の最終通告。
決議の内容は、イラクが査察を妨害するなど非協力的であるような場合に、安全保障の観点から、イラクに対する武力行使を認めるというもの。イラクには7日以内に決議内容の完全履行を確認するとともに、30日以内にすべての大量破壊兵器の開発計画を申告させる。
今回の決議は、すでに湾岸戦争後の1991年に決議されている査察の受け入れに「重大な違反」があるとの前提で、虚偽の申告をするなどイラクが非協力的であれば、「さらなる重大な違反」を犯したとして武力行使の根拠となり得る。
国連の安全保障理事会は先週、イラクに大量破壊兵器の査察受け入れを要求する決議を全会一致で採択した。アメリカとイギリスが決議案を提出した当初、常任理事国のフランスやロシアは自動的に武力行使につながるものだとして難色を示していた。いくつかの修正を経た上で、中東のシリアを含む15か国の全会一致となった。
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