空港着陸料
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航空機が空港に着陸する対価として支払う空港使用料
航空会社は、空港ごとに定められた着陸料を支払うことで、航空機を着陸させることができる。空港着陸料による収入は、空港における滑走路の維持管理費などにあてられる。
国際的に見ると、日本の空港着陸料は高い水準にある。実際、ジャンボ機の着陸料について比較すると、成田空港では1回あたり95万円であるのに対し、ニューヨーク(JFK)空港で54万円、フランクフルト空港で17万円と歴然とした差が出ている。
このように日本の空港着陸料が割高なのは、空港を建設するときから全面的に財政投融資を中心とする借金に頼っているという構造的な側面が大きい。空港の財政は国の空港整備特別会計で賄われているが、債務の償還にあてるため、空港着陸料を高めに設定せざるを得ないわけだ。
もちろん、割高な空港着陸料は、そのまま航空運賃にはね返ってくる。航空会社の業界団体は国土交通省に着陸料の引き下げに関する要望を出し続けている。また、アメリカも規制緩和の一環として日本政府に着陸料の引き下げを求めてきた。
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