KEDO
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北朝鮮に軽水炉への転換を促すための国際組織
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核兵器開発を阻止するため、アメリカの主導で日本と韓国が設立協定に調印して1995年に発足した。本部の所在地はニューヨーク。
原子力発電所(原発)のうち、黒鉛減速炉は核兵器の開発に転用されやすい。KEDOは、北朝鮮に黒鉛減速炉の建設凍結と解体を求める代わりに、軍事利用に転用しにくい軽水炉の建設を進め、その完成までの間は重油などの代替エネルギーを提供している。
当初、2003年までに軽水炉が完成する予定だったが、今年8月に本格的な工事がようやく始まったばかりと、計画はずれ込んでいる。
今回、北朝鮮の新たな核開発が明らかになったことで、米朝両国は1994年に結ばれた核開発に関する基本合意(枠組み合意)が無効になったことを確認し、KEDOの土台が揺らぐ事態に至った。日本政府は、KEDOへの資金提供の見直しを検討している。
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