所定外労働
【しょていがいろうどう】
【時事用語のABC】 時事用語アーカイブ > 経済
通常の勤務時間を超えて仕事をすること
所定の勤務時間ではなく、休日や終業時間前および後の時間帯における労働をいう。いわゆる残業のこと。所定外労働に対して、企業は特別に賃金(残業手当)を支払う。
所定外労働時間を経済活動の指標と見た場合、景気の変動に敏感に反応すると一般に考えられている。企業は、景気が良くなると残業時間の増加で生産性の向上に対応しようとするからだ。その後、本格的に業績が伸びてくると、雇用を増やして足固めをする。
厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、7月の所定外労働時間は9.4時間と17か月ぶりに増えていることが分かった。産業別では、製造業の所定外労働時間が大幅に増加していることから、生産の持ち直し傾向を反映したものと見られる。
ただし、労働者が残業時間の申告をしない「サービス残業」も多くあるはずで、統計上の数字が所定外労働の実態をすべてとらえているとは限らない。
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