イラク攻撃
【いらくこうげき】
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アメリカが準備を進めているイラクに対する武力攻撃
テロリストの活動を支援しているという理由から、イラクのフセイン政権を敵視するアメリカで焦点となっている安全保障政策。イラクへの攻撃を開始する準備を着々と進めている。
アメリカのブッシュ大統領は、イラクをテロ支援国のひとつと位置づけ、今年はじめの一般教書演説で「悪の枢軸」として名指しで非難した。フセイン政権の打倒へ向けて「あらゆる手段」を取ることを表明し、関係各部に指示している。
また、ラムズフェルド国防長官は、イラク国内にアルカイダの活動拠点があるとの発言を繰り返し、フセイン政権がテロリストの活動を支援しているという認識を示しているところだ。その他、パウエル国務長官などもイラク攻撃に言及している。
ニューヨークの世界貿易ビルに対するテロ攻撃から1年を迎えようとしている今、アメリカによるイラク攻撃が現実味を帯びてきた。しかし、日本は、アフガニスタンでの対テロ攻撃のように、新たに法律を成立させるなどしてアメリカを支援するのは難しいと見られている。
小泉首相は、9月中旬に予定されている日米首脳会談で、イラク攻撃についてブッシュ大統領の真意を聞き出す模様だ。
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