ワン切り
【わんきり】
【時事用語のABC】 時事用語アーカイブ > 生活
相手の電話の着信音を鳴らすと同時に電話を切ること
電話をかけるとき、相手の電話機に着信すると同時に、電話を切ってしまうこと。着信履歴を見た相手に、電話をかけ直してもらいたい場合に行う。
特に携帯電話では、電話をかけてきた相手の番号が着信履歴として記録に残るので、「ワン切り」の対象になることが多い。これまで、電話代を相手に持たせる目的で、わざと「ワン切り」をするような行為が一部で流行していた。
最近、かかってきた電話にはかけ直してしまうという人間心理を巧みに利用して、不特定多数の携帯電話に向けた「ワン切り」を悪用する事業者が現れた。携帯電話の利用者が見覚えのない電話番号にかけ直すと、アダルト情報などの有料サービスに接続するというものだ。
「ワン切り」事業者は、コンピュータを使って、不特定多数の携帯番号に発信することができる。この結果、その地域の電話回線の容量を超え、広い範囲で通話障害を引き起こしている。大阪府内全域で通信障害を出したNTT西日本は、こうした行為を規制する法的な手段がないので、手をこまねいている。
総務省の片山虎之助大臣は7月30日、必要ならば法的規制も検討することを明らかにした。
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