モザイク
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 社会 > 社会
事実を報道するのはマスコミの使命である。しかし、それが過剰な見せしめになってはいけない。報道が暴力になってしまう場合もあるからだ。
テレビのニュースで、容疑者の逮捕の際にかけられた手錠や腰縄にモザイク処理が施されるのは、その容疑者の人権を守るためである。これは、きちんと「判決が出るまでは犯罪者ではなくて容疑者」だからである。
テレビがこういう考え方を導入したのは一九八九(平成元)年の連続幼女誘拐殺人事件あたりからである。事件の特異性から、視聴者にも犯人への反感が高まっていた。しかし、報道はそういった世論にあおられることなく、あくまでも報道の姿勢を貫こうと考え始めたのであろう。
日本テレビ、テレビ朝日ではそのあたりから「犯人」を「容疑者」と表現するようにし、手錠をかけられた映像に関してはモザイク処理をするようになったという。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
|
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
|
出版社:
雑学大全[link] |