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キリスト③
【東京雑学研究会編】

雑学大全社会 > 宗教

クリスマスは今や、年中行事の一つだ。キリスト生まれた日なのだが、実はこれ、違っているというから驚きだ。
新約聖書の「マタイ伝」によれば、キリスト生まれたときに「ベツレヘムの星」が現れて、東方の学者たちを厩に導いたとある。これは、キリストの奇跡談の一つである。しかし、それがいつだったか、日付は書いてないのである
さて、この学者たちを導いたベツレヘムの星に注目し、天文学的にキリストの誕生日を割り出した人がいる。イギリスシェフィールド大学の天文学者D・ヒューズ氏だ。
彼によると、キリストの誕生日は実は前七年九月一五日だという。
「ベツレヘムの星」が驚くほど明るく見えたのは、実は土星と木星が異常接近したためだ。これを天文学的にみると、八四〇年に一回だけ起こる現象で、それから逆算して、誕生日は九月一五日となるのである
なぜ、一二月二五日がキリストの誕生日になったかといえば、それが冬至にあたっており、一年の変わり目としてキリがいいということがあったようだ
とすれば、ケーキでお祝いするのもどうかと思うが、すでに祝日が一人歩きしているような状態だから、これはこれでいいのかもしれない。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473